保有技術を見る耐震技術
耐震診断・耐震補強工法
日本は、地震活動期に入ったと言われています。安全と資産、そして、日常生活を守るために、大末建設では積極的に耐震診断・耐震補強工事をご提案しています。阪神淡路大震災・東日本大震災以来、行政の働きかけもあり非常にたくさんの相談をお受けし、実際に耐震診断・耐震補強工事を行っています。
耐震診断から耐震補強工事までの流れ
3Q-Wall工法 3Q-Brace工法
3Q-Wallは、耐震補強工事中の騒音や振動を低減するとともに、短工期化を目的に開発された耐震補強壁です。小型のブロックを組積して構築する耐震補強壁を、既存躯体と強固に接着させる耐震補強工法で、プレキャストブロックによる新設壁、増設壁とそで壁、FRPブロックによる新設壁、およびプレキャストブロックとFRPブロックを併用する新設壁があります。必要な耐力や意匠により最適な形状をご提案します。
3Q-Braceは、分割された軽量な薄肉鋼管をブレース状に組み立てながらその内部に鉄筋を配筋し、グラウトを充填して構築するブレース補強工法です。鋼管相互を接続する溶接やボルト接合は不要なため、火気を使用しない省スペースな施工を実現します。また鋼管はモルタルの拘束材と型枠を兼ねており、粘り強い補強材の構成と、工期を短縮した省力化施工を可能にしています。
本工法は大林組にて、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(性能証明 第02-06号 改5)を取得しております。
また、2009年7月に低強度コンクリート既存骨組の補強への適用性、モルタル仕上げを残した増厚壁等について追加取得しております。
詳しくは、3Q-Wall工法研究会のホームページをご参照ください。
鋼管定着工法(鋼管コッター工法)
「鋼管定着工法」は、これまでの耐震補強工事に数多く使用されていた「あと施工アンカー」に替え、既存躯体のかぶり部分に円筒状の溝を掘り鋼管を挿入して樹脂接着で固定する工法です。工事中に移転する必要が無く、業務を継続しながら工事が出来る『居たまま耐震補強工事』への要望が近年急増しています。鋼管定着工法は、騒音・振動・粉塵他等の工事インパクトが小さく、様々な用途の建物の耐震改修工事に適用可能で、『居たまま耐震補強工事』を高品質・低コストで安全に実現します。
本工法は一般財団法人日本建築総合試験所より、2010年10月8日に、建築技術性能証明(GBRC 03-04号改4)を取得しております。
詳しくは、鋼管コッター工法研究会のホームページをご参照ください。