構造技術

免震構法

大末建設の免震構法は、基礎下部に特殊構造の免震装置を設置することで地震の揺れを減衰させ、建造物内部の安定性を確保する構法です。阪神淡路大震災や東日本大震災など、 震度7クラスの大地震にもほとんど損傷せず、ビル、マンション、ホテルのほか、美術館、病院、各種研究施設、電算センターなどに広く適用されています。

超高層RC構造

本構法は、高さが60mを超える高層建築物を従来のSRC構造ではなく高強度のコンクリートと高強度の鉄筋を使用し、梁間・桁行両方向純ラーメンとした、RC構造として建築する構法です。これら高強度の材料による躯体を高品質に施工する技術で、安心で安全な建物をご提供いたします。場合によっては、躯体の柱・梁・床部材をプレキャスト化するなどにより、施工の合理化を図り、工期短縮、品質向上を実現しています。

RCSハイブリッド構法

RCSハイブリッド構法は、柱を鉄筋コンクリート、梁を鉄骨で構成する構法です。階高が高く大スパン架構の建築物では鉄骨造を採用することが一般的となりますが、倉庫等積載荷重が大きくなると、鉄骨造では、コストアップとなる場合が多くなります。RCSハイブリッド構法は、重量に強い鉄筋コンクリート造の柱と大スパン架構に対応できる鉄骨梁のメリットを組み合わせた合理的な混合構造です。

RCS構法は、RCSハイブリッド構法研究会(※注1)による共同開発構法です。
※注1 青木あすなろ建設・淺沼組・奥村組・西武建設・大末建設・東亜建設工業・西松建設・間組・長谷工コーポレーション
一般財団法人日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得しています。

MAX-E工法(梁端開孔補強工法)

MAX-E工法は、従来設けることのできなかった鉄筋コンクリート梁の端部に、設備配管用貫通孔を設けても要求される構造性能が確保できる補強法と設計法を確立した工法です。集合住宅等の建物では、階高の制約や換気設備の必要性によって、梁に貫通孔を設けることが一般的です。住戸プランにおいては「設備配管用の貫通孔を梁端部に設けたい」との要望が多いものの、構造性能確保の観点から梁端部に開孔を設けることを避けてきました。この問題を解決するべく、梁端部に開孔を設けることを可能とする開孔補強法を開発しました。

【従来工法と本工法での開孔位置の例】

梁端開孔補強研究会(当社を含むゼネコン9社とメーカー1社の10社で構成)
一般財団法人日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得しています。

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